プレスリリース    2006/10/5

2006 フィリピン残留日本人集団帰国
「フィリピン日系人会連合会・フィリピン日系人リーガルサポートセンター共催」

 戦後、フィリピンに残留を余儀なくされた日本人移民の子ども達−日系2世たち。今では、身元が判明した2世の子、孫たちの多くが、定住ビザを取得して日本に出稼ぎにくるようになりました。しかし、戦後60年を経ても身元が判明しない2世が、600人ほど残されています。彼らは「なぜ自分たちだけ日本人として認められないのか」という思いと苦悩を強くしています。
 このフィリピン残留日本人の身元未判明者問題を解決するため、今年8月、日本財団の助成を受けた「フィリピン残留日本人2世戸籍回復支援事業」(就籍プロジェクト)が、3年計画でスタートしました。第一弾として、去る8月30日、18名の2世が東京家庭裁判所に就籍許可を求める申立を行いました。18名中15名が、10月12日から1週間、調査官面接のために、集団で一時帰国します。
 報道関係の皆さん、集団帰国中、ぜひ2世の方がたに直接会って、彼らの置かれている状況を取材し、広く報道してください!
集団帰国を円滑に進めるため、皆様からの寄付を募集しています。
郵便振替00130-6-333599「フィリピン日系人リーガルサポートセンター」まで



フィリピン残留日本人集団帰国日程
日時  2006年10月12日(木)〜18日(水)
帰国者 : 日系人2世16人、3世4世等(付き添い)13人、ほか通訳、連合会比人スタッフなど計31人

 10月12日(水)
 13:30 ノースウェスト航空にて成田着。
 16:00 到着報告記者会見 於 成田空港第2ビルP-3待合室
 10月13日(金)
 16:00〜17:00 記者会見(帰国者 弁護士) 於 日本財団2階 大会議室
 17:00〜18:00 個別取材(要事前申込。通訳もこちらで準備します。
 10月14日(土)
 13:30〜16:00 シンポジウム「未判明者問題の解決と比日系人社会の今を考える」
於 日本財団2階 大会議室            
 16:00〜 交流会
 10月15日(日)
東京観光
 10月16日(月)
東京家庭裁判所 調査官面接
 10月17日(火)
東京家庭裁判所 調査官面接
 10月18日(水)
 19:15 成田からフィリピンへ帰国

■ 宿泊先 ■
東急ステイホテル (住所)東京都新宿区四谷2-1 (Tel)03-3354-0109



<この件に関する問合わせ先>
特定非営利活動法人 フィリピン日系人リーガルサポートセンター(PNLSC)
〒160-0004 新宿区四谷1-21 戸田ビル4階  Tel 03-3355-8861
Fax 03-3355-8862  E-mail info@pnlsc.com  HP http://www.pnlsc.com
担当:石井(090-9859-9135)・松本(080-1079-4650)



NPO法人 フィリピンリーガルサポートセンター