プレスリリース  2008/7.04

  〜国籍を求めて〜
フィリピン残留日本人と語る

 
法律の狭間、そして国家の狭間で苦しんでいる無国籍の“日本人”がいるのをご存知ですか? 戦争によってフィリピンに取り残された“日本人”が、日本国籍取得を求めて来日します(一行は15日入国、16名)。
彼らの日本や父への思い、そして戦前・戦中・戦後の生活の激変ぶりについて語り合います。 戦後63年経った今でも全く解決されないフィリピン残留日本人の問題について、一緒に考えてみませんか?


■ 日時 2008年7月19日(土) 14:00〜16:30
■ 会場 麹町食糧会館
■ 参加費 無料 ※終了後交流会あり@3,000

挨 拶
河合弘之 (PNLSC代表理事・弁護士)
高野敏子 (PNLSC事務局長)
残留日本人集団帰国者 代表

第1部
映像で見るフィリピン残留日本人
フィリピン残留日本人問題解決に向けて 青木秀茂 (PNLSC 理事・弁護士)

第2部
グループ座談会 (残留日本人を囲んで戦前・戦中・戦後を語る)
≪フィリピン残留日本人問題とは?≫
第2次世界大戦前、道路建設や農業開拓のためにフィリピンへ移住した日本人は約3万人と言われています。その多くは現地でフィリピン人女性と結婚し、平穏な生活を営んでいました。 しかし戦後、日本人は強制帰国を余儀なくされ、残ったフィリピン人妻や子どもは反日感情による差別や虐待を恐れ、婚姻証明書や出生証明書などの書類を破棄するなどして身元を隠し、極貧の中、戦後を生き延びてきました。反日感情が和らいだ今、日本人のアイデンティティーを回復するために日本国籍の取得を求めるものの、戦争により身元を証明する書類をほとんど紛失してしまっている者が多く、困難を極めています。

この件に関する問い合わせ先 
特定非営利活動法人 フィリピン日系人リーガルサポートセンター(PNLSC)
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